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4周年記念リクエスト!その1
2013-07-15 Mon 14:37
随分とお待たせしてしまいました・・・!
ごめんなさい!
ブログ4周年記念のリクエスト1つ目は、蒼様からです。
ま、まだここを見ていらっしゃるのでしょうか・・・(ドキドキ)

ダークレで、夏っぽいことをさせてみました。

この小説は蒼様のみお持ち帰りOKです!



*注意*
・版権元とは関係ありません。
・日本語がおかしいところがあるかもしれません。
・こんな物好きな方はいないと思いますが、コピー、保存、掲載などはお止めください。




今夜もいい天気。
月がなくて少し寂しい気もするけれど。
でも、新月の夜の方が私は好き。
あの人に会いに行けるから。

HANABI

「見て!ダークライ!」
私はダークライに袋を差し出した。
大きくて平らなそれの中には、カラフルな棒がたくさん詰まっている。
「何だ?これは。」
ダークライは袋の中身をマジマジと見ていた。
「花火、ですって!」
「はなび・・・?」
「そうそう!夏になると空に咲くアレよ!」
「ああ・・・そういえば昔、クレセリアに連れられて見たことがあったな・・・。」
「この花火は、空には咲かないらしいけれどね。」
「で、こんなものどこで拾ったんだ?」
「エムリットがくれたの!」
私はその時のことを思い出した。

「クレセリア!見てよこれ!」
エムリットが花火の袋を差し出す。
「?これは何?」
「花火だってさ!」
「花火・・・ああ、空に咲く?」
「そうそう!これは、手で持つタイプらしいけどね。」
エムリットは袋の中から1本取り出し、マッチで火をつけた。
(花火とマッチはどこかで拾ったらしい。)
シューと音を立てて、棒の先から緑の光が出る。
「すごーい!カラフルな火炎放射ね。」
「でしょ?しかも、ここに他の花火を近づけると・・・」
シューともう一本にも火がついた。
「1本目に火がつけば、後は簡単でしょ?」
エムリットはパチンとウィンクをした。
「今日は新月だからさ、ダークライとやりなよ!」
「えっ?!いや、私は別に・・・」
「そんな赤い顔しちゃってさ!ほらほら!」
エムリットが花火の袋を押しつけてくる。
「じゃ・・・じゃあ・・・。」
私はそれを受け取った。
「じゃっ頑張ってね~。」
エムリットはひらひらと手を振り、帰ろうとした。
「あ、そうだ」
くるりとこちらを見る。
「この花火は、最後にやるといいらしいよ。」
エムリットが指差したのは一番細い花火。
「線香花火、だって。」
「どうして最後がいいの?」
「ひみつー。」
「え、ちょっと!」
エムリットはじゃあねー、と言い残し、あっという間に去って行った。
「もー。」
私はもう一度袋を見る。
「こ・・・これを・・・ダークライと・・・2人っきりで・・・」
思わず頬が熱くなる。
「べ、別に何でもないことだわ!ただ花火をするだけよ!」

「・・・クレセリア?」
ハッと気がつくと、ダークライがこちらを覗き込んでいた。
「大丈夫か?ボーっとしていたみたいだが・・・。」
「大丈夫!ちょっと、昼間のことを思い出してただけ!」
「?」
「さ、さ、やりましょ。」
「そうだな。」
ダークライが手に取ったのは、エムリットに最後にやれ、といわれていた花火だった。
「あ、それは・・・。」
「?どうかしたのか?」
「えーっと・・・いえ、何でもないわ。私もそれにしようかしら。」
ダークライが火をつけてくれる。
昼間に見た花火とは違い、パチパチと小さな音をたてる花火だった。
丸い炎の球から、火花がはじけている。
その火花は、空に咲くあの花火に似ていた。
「きれい・・・。」
「本当だな・・・。」
ちらりとダークライの横顔を盗み見る。
ダークライは目を細めて、うっとりと花火を見ていた。
「ん?」
急にこちらを見られ、私は慌てた。
「あっ。」
ポト、と炎の球が落ちる。
「あ・・・。」
一方、ダークライがもつ線香花火は、最後まで小さな火花を散らしていた。
ダークライが持つ線香花火からもその炎が消える。
辺りを静寂が包んだ。
「・・・。」
「・・・。」
「クレセリア。」
「?」
「もう1本、やろうか。」
ダークライがニコリ、とほほ笑む。
(エムリット、ありがと。)
心の中で礼をいって、私もほほ笑んだ。
「ええ!」

―――Fin.


あとがき。
ちょっと珍しくクレセリア目線で。
夏ということで花火で。
ちょっとロマンチックに。
相変わらずのクオリティで・・・。
いや、はい、本当にお待たせして申し訳ありませんでした!
お気に召していただけると嬉しいです♪

リクエスト、ありがとうございました!


ああ、そうそう。
花火に直接マッチの火をつけたら危ないですからね!
エムリットは超能力でつけましたから!
よい子は真似しないでくださいね!
あと、ちゃんと水をはったバケツを用意しましょうね!
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